州旗

South Orderlia State

南オーディリア(準州)
全体図
都市配置



人口 305,5564人 平均所得 1,3508§/月 農業人口 4,8848人 3.1%
面積 576A(9647km2) 財源 6552,4525§ 工業人口 107,4913人 67.8%
人口密度 5305(530人/km2) 自動車交通量 商業人口 46,0891人 29.1%
犯罪件数 212件/月 徒歩交通量 237,2000 労働者 158,4652人
電力消費量 116,9380MWh/月 バス交通量 2,1300 就業率 51.9%
水使用量 291,7000ガロン 地下鉄交通量 233,3000 主要産業 公害工業
平均通勤時間 38分 鉄道交通量 14,4200 交通形態 地下鉄中心型
ゴミ蓄積量 51,6300t モノレール交通量 州都 アレナ・マーレ
教育指数 フェリー交通量 主要都市 アレナ・オクシル
アレナ・アウラル
平均寿命 50歳 トラック交通量 6,5610
大気汚染指数 1739 貨物列車交通量 6,0700 気候 温帯夏雨気候(Cwc)
水質汚染指数 2015 備考 工業都市

都市画像  名所  データビュー 
南オーディリアの紹介
・概要
多くの面でマラリアとは「逆」になっている地域。マラリアの本質が「悪」であるのに対し、南オーディリアは「善」の地域である。
朝霧州の北、サウスリール山中に位置する、およそ100km四方の小さな州。地域区分では松島地方に所属するが、マラリアの政治的影響力は及ばない。
人口は300万人あまりで、大部分が南部のアレナ盆地に集中している。ちなみに、「アレナ」とはラマ語で「砂」を意味し、その名の通り砂っぽい乾燥地帯となっている。
政治的対立により松島王国から独立し、単独の州となった。都市が7つ、農業地域を含めても10余りしかないため、厳密には準州だが、地元住民は「南オーディリア州(あるいは国)」と呼び、誰も準州とは言わない。
・地形
中心となるのはサウスリール山中のアレナ盆地。盆地といっても山の上なので標高は3000mを超え、平地人が不用意に足を踏み入れると高山病の危険がある。南の峠は朝霧へ、北の谷はオーディリア砂漠へ通じている。
盆地の中央は砂丘地帯(砂の海)となっており、中心都市のアレナ・マーレがある。周辺には3市の衛星都市、アレナ・オリエル、アレナ・アウラル、アレナ・ボレアルがあり、マーレ都市圏は人口221.5万人となる。
マーレ西方にはアレナ・オクシルとヅビアがあるが、市街地は連続しておらず、マーレ都市圏には含まれない。
山脈北側には広大なオーディリア砂漠が広がるが、サウスリール山脈北斜面のエレモス地方のみが南オーディリアに含まれる。砂漠の入り口にあるレウマ市は、かつて松島王国の軍事拠点だった。
・気候
アレナ地方はケッペン気候区分では温帯夏雨気候(Cw)に所属する。山が海からの風を遮るため、降水量は少なくステップ気候並。標高が高いため気温は低め。夏が短いCwcという特殊な気候区分に属する。冬期の降水量が少ないため、雪はさほど多くはない。
一方、エレモス地方は完全な砂漠(BW)。
アレナ・マーレ市の気温と降水量
気温降水量
5.1℃ 6mm
5.9℃ 1mm
8.0℃ 9mm
9.8℃10mm
11.2℃22mm
10.3℃73mm
9.4℃82mm
9.4℃74mm
9.1℃60mm
10 8.0℃39mm
11 6.7℃16mm
12 5.3℃11mm
年間 8.2℃ 403mm 温量指数=38 乾湿指数=6.9 Cwc気候

・政治
画像 南オーディリア政府
「法」よりも「徳」に重きを置く人治主義をとっている。
外交では地球市民の連帯を重視し、ブッシュ政権に反対。アジア諸国との良好な関係構築に努めている。
南オーディリア最高評議会を議決機関とする民主的権力集中制を採用しており、評議会は急進共和主義者とキリスト教徒により構成される「南オーディリア共和党」が主導している。
南オーディリアは厳密には共産主義ではない
南オーディリアは一見するときわめて共産主義に近い体制だが、地球市民とキリスト教の影響が強く、宗教の容認など典型的な共産主義国とは異なる面もある。
なお、南オーディリアでは最高評議会議長が国家元首を務める。
・軍事
画像 人民軍駐屯地
人民軍は総兵力3万人と人口の割には大規模。徴兵制で兵役期間は2年。
松島王国からの独立時、王国の国防軍は兵器を残らず持ち去ったため、資金力の乏しい南オーディリアは安価な東側兵器を買いそろえている。確かに、1990年代という調達時期を考えると疑問の多い装備だが、南オーディリアは内陸であり、遠方の大国による侵攻の可能性は低く、問題はないとされる。
地上軍
駐屯地は15ヶ所ある。旧ソ連製T-72戦車300両(冷戦終結により放出されたものを購入)を保有。
マラリアの現在の主力戦車は、気温が氷点下になると使えないため、南オーディリアに攻め込んでくる可能性はない。
空軍
空軍基地は5ヶ所。中国製殲撃七(Mig21準拠)など戦闘機100機の他、軍用輸送機も保有。
殲撃七は、1機5億円と言われる安い価格が最大の武器であり、南オーディリアの急速な軍備拡張に大いに貢献した。
なお、フランス製のラファール戦闘機を購入する計画がある。が、十分な軍事費を確保できないことから、計画は難航している。
海軍
南オーディリアは内陸国であり、海への野心も無いため、海軍は存在しない。
その他
画像 レウマの特殊機関
アレナ盆地は四方が山であり、実質的に侵攻路は北側の峡谷しかないため、谷の入り口にはエリア5.1が設置されている。山越えという手もあるが、そんなことをするのはハンニバルか阿比留直家(昔のマラリアの将軍)くらいのもの。
・民族・言語・宗教
民族
先住民ラマ人とタンバレードやマラリアなどからの移民の混血。独立後、資本家は追放され、右翼はマラリアに亡命した。逆に、マラリアの良識派が多数南オーディリアに亡命している。
言語
公用語はラマ語。1994年に独立するまで松島王国領だったため、日本語を理解する者も多いが、歴史的経緯から日本語は歓迎されない。2005年には、日本の野党国会議員が日本語を話していていきなり殴られたという事件も発生している。
宗教
キリスト教(プロテスタント)。元々カトリック系だが、1930年代に教皇庁に抗議し絶縁したためプロテスタントということになる。(特に、教皇庁による1934年の満州国承認、1936年の神社参拝容認に抗議(プロテスト)している。)
ラマ教徒との仲はとことん悪いが、これは信仰以前の問題で、南オーディリア人がラマを食用とするため。
なお、大昔はラマ教が信仰されていたが、気候の厳しさからラマを食べるという禁断の行為に手を染め、スペイン領時代あっさりキリスト教に改宗したという歴史がある。
・生活
「金持ちが天国へ入るより、ラクダが針の目を抜ける方が簡単である。」
南オーディリアには資本家は1人も存在しない(全員追放された)。
画像 アレナ・マーレの高層アパート
住民の大多数は高層アパートで生活している。
空気が薄く乾燥し夜は冷える過酷な環境から、平均寿命は50歳と短い。また、教育は実用的知識よりも地球市民としての思想に重点が置かれている。そもそも立地条件がきわめて悪いため、ハイテク産業を導入し他州と競争しても勝ち目がない。
画像 アレナ・マーレの低層住宅
アレナ・マーレには広大な低層住宅群が存在する。
旧松島王国の他州と同じく、有人地域はすべて単独の市町村となり、行政区になることはない。アレナ・マーレは9つの行政区からなるが、中心地区以外はすべて無人である。
・経済
平均給与1,3508§、就業率51.9%であり。GDPは国民所得より多くなる(間接税・固定資本消耗を足し、補助金を引き、域外との調整をする)と考えられ、南オーディリアの場合概ね1,0000$/年と推定される。立地条件が最悪な割には、経済水準は高い。
農業
画像 農業地帯
砂漠地帯だが、山地の雪解け水を利用した灌漑により広大な農地を有するため、食糧は自給可能。しかし、気温が低いためジャガイモなど限られた作物しか収穫できない。なお、南オーディリアではラマを食用とするため、ラマ教徒には嫌われている。ラマ以外にはモルモットも食用にされるが、ハムスターは食用ではない。
モルモットはラマ語では「カビア」だが、南オーディリアでは「クイ」と称する。

工業
画像 工業地帯
就労人口の過半数は工業が占める。公害対策が遅れているため、盆地の大気汚染は深刻。
技術は比較的後れており、製品はノックアウト生産が多い。
ライセンス生産他企業の製品を設計図や製造技術のライセンス料を払って使用し生産する。
ノックダウン生産他企業の製品の部品を輸入して、現地で組立、販売する。自動車や兵器で多用。
ノックアウト生産製品をいい加減に解析し、劣化コピーを生産する。特に、その劣化コピーを国産と称して輸出を図る場合に使われる。

商業
画像 商業地区
工業中心の地域であり、商業はぱっとしない。
電力は石炭火力中心だが、地球温暖化対策のため順次太陽熱発電に切り替え中。核廃絶宣言をしており、原子力発電導入の計画はない。
交通図
・交通
鉄道
画像 八雲峠のトンネル
貨物線は松島王国時代のまま広軌だが、旅客線は標準軌に改軌された。南の八雲峠には長さ10kmを越えるトンネルが建設されている。
鉄道(標準軌・広軌)及び地下鉄は州交通局が一括管理している。
地下鉄
近隣の多くの都市同様、広大な地下鉄網を保有。南オーディリアの場合、マラリアと違って蒸し暑いなんてことはないが、寒く乾いているため地下鉄が大活躍している。
道路
画像 整備の進む国道(H-42建設およびR-42改良事業)
松島王国統治時代には、道路はほとんど整備されていなかったが、南オーディリアはマラリアよりはシム連邦に協力的であり、道路整備も進んでいる。
しかし、乗用車はほとんど走っていない(通勤には全く使われない)。
画像 八雲峠の酷道と広軌鉄道旧線
南北に伸びるR-42(H-42)は、大部分拡幅・高速化が完了している。しかし、八雲峠や北の谷など一部に酷道が残っている。
特に八雲峠越えは、天下の「死に酷道」として名高い。八雲峠には鉄道トンネルがあるため、ほどんどの旅行者は鉄道を利用する。
東西に横断するR-404(H-404)も拡幅・高速化完了。将来は域外に延伸する構想もあるが、4000m級の山岳地帯を突破する必要があるため困難。
環状道路R-405は、片側2車線の一般道で高速化の予定はない(北の一部は高速化)。生活道路の改良はこれから。
空港
画像 マーレ空港(4級国内空港)
アレナ・マーレに「マーレ空港」がある。アレナ・マーレは人口100万近い大都市であり、それなりに航空需要もあるが、マーレ空港は空気が薄い上に盆地にあるため、航空機の運航には条件が悪い。燃料を満載すると離陸できないため、出発便は一度低地の空港で給油しなければならない。
空港の利用客はゼロと表示されているが、これは不定期便扱いとなっているため。
・マスコミ
南オーディリアでは言論の自由が保障されているが、言論の名による暴力までは容認されない。
ナチスや日本帝国主義を美化する言動には、死刑を含む厳罰が適用される。例えば、「日本による植民地統治では良いこともした」とか「南京大虐殺は無かった」といった発言は懲役刑の対象となる。公人による靖国神社参拝や偏向教科書の執筆など、特に悪質な行為には、外国人であっても死刑が適用される。この場合、最高評議会で死刑決議が採択されれば、法的手続きを踏まない処断行為、つまり暗殺も容認される。
また、政治的・宗教的シンボルに対する意図的な侮辱も処罰され、2006年初頭に問題となったデンマーク紙によるムハンマド侮辱事件のように悪質な場合、死刑が適用される。ただし、日の丸など侵略の象徴は焼いてもかまわない。
南オーディリアは通常犯罪に対する死刑は廃止しており、殺人を含む凶悪犯であっても、刑事犯には一切死刑は適用されない。これは、政治犯は罪に問われず、殺人犯は遠慮無く臓器摘出刑に処されるマラリアとは逆になっている。
新聞
ラマ語新聞には地元の「人民新聞」ほか、他州の新聞も数紙売られている。
日本語新聞は、戦前は朝日・毎日・読売の3紙があったが、現在は朝日新聞のみ。松島日報は宅配網を維持できず、駅売店等でのみ売られている。
朝日新聞
日本では売国新聞社とされる朝日新聞だが、南オーディリアでは良識の代表とされる。
テレビ
山に囲まれており電波が届かないため、他州の放送は視聴できず、州営放送1局のみ。
いくら「思想的に健全」な南オーディリア人でも、これでは退屈なのか、ケーブルテレビや衛星放送の普及率は高い。
ラジオ
特記事項なし。

南オーディリアの歴史
・古代
南オーディリアの歴史は古く、700年ほど昔には、アレナ盆地を中心とし、南の森林地帯(朝霧西部)・北の砂漠地帯(オーディリア)を統合した古代文明(アレナ・マーレ文明と呼ばれる)が存在したことが知られる。ただし、アレナ・マーレ文明は文字を持たなかったため、詳しいことはわかっていない。
・スペインからタンバレードへ
14世紀(1344)にメタリンピアが侵攻し、アレナ・マーレ文明は滅亡。しかし、メタリンピア人は高山病のために定住できず、1519年に隕石落下により壊滅的被害を受け撤収する。
1562年、スペイン(イスパニア)はマーレ盆地を占領する。スペイン時代は200年以上続いたが、1822年、南米植民地の独立に伴う混乱につけ込んだタンバレードが侵攻、この地方を支配する。
・タンバレードから松島王国へ
19世紀初頭、帝国主義時代の生き残りのため、ウ・ツァン侵攻、ターマイトランド(朝霧)併合と領土拡大を急いでいた松島王国は、タンバレード東部の人口希薄な森林地帯に目を付け、1855年にこれを併合する。アレナ盆地はタンバレード本国との連絡を絶たれ孤立し、松島王国に征服された。王国はこの地域を八雲郡に編入した。
・日本から再び松島王国へ
1902年、松島王国が日本と合併したため、南オーディリアは日本領となる。
日本の敗戦後、朝霧全土は朝鮮の信託統治領となることが決定していたが、米ソの対立により朝鮮半島は分割され、朝霧はアメリカ預かりとなる。
1950年、朝鮮戦争で釜山付近に追いつめられたアメリカに、松島王国が朝霧「返還」と引き替えの参戦を提案、朝霧は松島王国領となった。
・独立へ
元々民主主義の意識の強かった南オーディリアは、ベトナム侵攻など「アメリカ帝国主義のお先棒を担ぐ」松島王国政府に対する不満を募らせていた。冷戦終結に伴い政治的締め付けが緩んだこと、マスコミが「日帝の戦争犯罪」(松島王国は戦時中は日本の一部)を発掘し、大々的に宣伝したこと、ブレアーの中央連邦から過激派が流入したことなど、様々な要因が複合し、ついに1994年、南オーディリアは独立を宣言する。
この時期、松島王国は保守・革新2大政党制から保守・極右2大政党制への移行に伴う混乱が起きており、情報収集能力も低下していたため(松島王国では、政権交代があると公務員がごっそり入れ替わる。通常、大政党はいずれも十分な人材を揃えているが、混乱期にはそれができないことがある)、対策は後手後手に回ってしまった。
日本の村山政権はいち早く南オーディリアを承認。松島王国はアメリカと相互安全保障条約を締結していたが、当時市民勢力による武装蜂起に対する規定が無く、クリントン政権が介入に消極的だったこともあり、王国はやむなく手を引いた。
なお、このときの失態がマラリアの労働党にとどめをさしたと言われる。
・南オーディリアの現状
蜂起以来10年、南オーディリアは、急進的民主化に伴う混乱はあるものの、概ね平静を保っている。
2001年松島王国で成立した極右政権は、関白太政大臣(首相)が日本訪問時に靖国神社参拝を強行するなど、南オーディリアに対し強圧的に臨んでいるが、武力行使に踏み切る兆候は無い。

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