マラリアの政党

政治的立場というものは個人により大きく異なるが、マラリアのように小選挙区制を採用している場合、小党では当選できないため、政党数は少なくなる傾向にある。
このため、マラリアの主要政党はたった2つの対立軸、すなわち政治的・経済的立場によって編成されている。
政党の分類
経済的立場は、政府の関与を必要とする左派(インフラが公営のSimCity4は基本的にこれ)と、市場原理に任せる右派に分類される。
政治的立場は、伝統と社会秩序を重んじる保守派と、個人の自由を尊重するリベラルに分類される。
こうして、政党は大雑把に4種類に分類される。
 1 左派保守(ナショナリスト・民族主義)
 2 右派保守(グローバリスト・帝国主義)
 3 左派リベラル(リベラリスト・社会主義)
 4 右派リベラル(リバタリアン・????)
政党の変遷
従来のマラリアでは、保守左派と保守右派を含む「保守党」(Conservative Party)と、リベラル左派中心の「労働党」(Labour Party)の2大政党制となっていた。
その後、冷戦終結後の社会情勢の変化と、南オーディリア分離独立に伴う混乱を経て、保守党は保守左派中心となり、保守右派は極右政党「正義党」(Right Party)に集結、労働党は壊滅した。
2006年総選挙では、定数100のうち、正義党54議席、保守党41議席、無所属/地域政党5議席。
正義党
2001年以来与党となっている極右ファシズム政党。
経済政策では「小さな政府」を主張するありきたりの右派政党だが、その政治思想は極端な排外主義・国粋主義で貫かれている。例えば、関白太政大臣日本訪問時の靖国神社参拝強行、北朝鮮に対する巧妙な経済制裁、アフガニスタンやイラクに対する侵略などである。
アジア諸国からの非難に対しては「批判する自由は保障されている」と、無視を決め込んでいる。また、植民地支配や侵略に対する賠償請求に対しては「全て条約で解決済み」と門前払いをしている。
ちなみに、党名に関しては「正義」だなんて名乗るのはあんまりだと、将来的に改名も検討中。しかし、「Right」には右翼という意味があることから、英語名はそのままにする予定。なお、ラマ語では「Rectus」となる。
保守党
強力な野党である保守党は、社会福祉の充実・国産品の愛用・大企業の統制を主張する。2006年総選挙で政権奪回を目指したが、あえなく失敗した。
保守党はアメリカとはある程度距離を置く方針。
労働党
1990年代中頃の失政により壊滅的打撃を被り、今や王国下院では議席ゼロにまで落ちぶれた(地方議会では生き残っている)労働党は、左派リベラルに分類される。
南オーディリア共和党も典型的な左派リベラルである。ウ・ツァンには政党と呼べるものはない。
その他の少数政党
小選挙区制のマラリアでは議席獲得の可能性は低いとはいえ、他にも共産党などの少数政党・地域政党が存在する。地域政党に関しては、その地方で最大得票なら当選するため、たいてい数名は選出される。2006年総選挙では5名が選出された。

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