マラリア的生活

・教育
小学校6年・中学校5年・大学5年(予科2年・本科3年)の6-5-5制を採用している。
基本的に自由主義をとり、インフラも民間企業に任せる傾向が強い松島王国だが、教育分野は例外で、公教育が完全無償のため私学は少ない。教科書は大部分日本の物を輸入。歴史・地理・公民・修身はマラリア向けに特別に編纂されている。
再独立後、中学・高女・専門学校が「中学校」に統一、大学・高専・師範学校が「大学」に統一され、高校は大学予科となった。
義務教育は6年間となっているが、中学卒業率は95%に達する。
Lotの仕様上「高等学校」と表記されている物がありますが、「中学校」と置き換えて読んでください。
高校・大学とも希望者は全員入学できるのが原則だが、定員オーバーの場合は入試が行われる。とはいえ、全ての学校が定員オーバーということはまず無いので、第二第三希望なら入学は可能。
・大学
西京郊外の大学都市にある松島大学は、1860年設立のマラリア・アカデミーに由来する伝統校。マラリア最大の大学は学生数7万を超える西京大学となっている。
松島大学(教育部所轄)と軍大学(国防部所轄)のみ王国政府が管理。他の大学は大抵市町村が経営している。
マラリアの大学は日本語で授業が行われているが、外国人には学費無償制が適用されないこともあり、日本からの留学生は少ない。
逆に、マラリアから日本への留学希望者はきわめて多い。不法就労を警戒する日本側は留学生の受け入れに慎重だが、それでも日本への留学生は10万人を超える。
・医療
マラリアは本来は風土病の蔓延する不健康地だが、高い医療技術を持つため、平均寿命は世界でもトップクラスとなっている。
特に移植医療は、死刑囚からの臓器供給に支えられ高い水準を誇っている。ただし、死刑囚からの臓器移植には国際的な非難も強い。また、マラリアの殺人発生率は決して高くはなく、殺人以外では死刑にならないマラリアの法制度では、死刑の執行はせいぜい年200〜300件程度(臓器が使えない病人も多い)と少なく、供給に限界があるという問題もある。
王国は死刑囚からの臓器摘出を刑法で規定している。
・労働
労働時間は週休2日の週45時間が基準。年次有給休暇は30日の連続休暇と10日間が保障されており、マラリア人は日本人ほどには働かない。
軍隊・警察・消防にはスト権なし。学校は有り。病院もたまにストを起こすが、医療行為の拒否まではしていないと思う。たぶん……。
・マスコミ
歴史的経緯から他州とはかなり事情が異なる。王立放送は王国政府の管理下にあるが、民営マスコミに関しては報道の自由は保障されている。
現関白太政大臣は、一部の新聞に関して度々「発禁にしたい」と言っているが、法律上不可能なので諦めている。
新聞
戦時中の統制により、松島圏の新聞は日系3紙(朝日・毎日・読売)と地域紙の松島日報・経済誌の松島経済新聞の5紙に統合された。
戦後、新聞の発行は自由化されたが、松島日報は世帯普及率7割以上と高い占有率を誇る。なお、松島日報は英字紙・ラマ語紙も発行しており、主に州外の図書館で見られる。
松島経済新聞は経済紙として松島圏では不可欠な存在となっている。
戦前からの既得権として発行が続けられている日系紙は、朝日・毎日の部数が多い。朝日新聞は王国政府の政策に猛反対している。
紙名
本拠地 創刊 部数記事
松島日報
西京1920400万?圧倒的世帯普及率を誇る
松島経済新聞 
西京194250万?地元経済紙
松島新聞
朝霧194645万松島圏全域で発行。特に朝霧で強い。
川口日報
川口200424万西部の工業都市川口を拠点とする夕刊紙。
川口時報(1912創刊・1946復刊)と日刊カワニチ(1949創刊)が統合。
西京新聞
西京1960150万?発行部数は松島圏第二位。
日刊新松南
篠目1947ブランケット判
ふちゅう日報
府中195220万?タブロイド判
夕刊松東
西部東側1945ブランケット判夕刊紙
松霧新聞
陸奥1964ブランケット判
宗岡日日新聞
松南地方1960発行部数は松島圏第三位。
朝日新聞
日系187983万反政府新聞。インテリが読む
毎日新聞
日系187276万近年凋落が著しい
読売新聞
日系187437万野球が不人気なため売れない
※部数に関しては、開発状況により変更あり。
テレビ
地上波は8局もあり、衛星放送・ケーブルテレビも普及している。「松島王立放送」は松島王国の国営放送で、もっぱらニュース・政府公報・教養番組のみ放送。地上波民放7局のうち、松島日報テレビ以外はそれぞれ日本のテレビ局の系列局となっている。新聞では松島日報が寡占しているが、テレビではむしろ日本製番組の方が視聴率が高い。
受信料が徴収できないためNHKは見られない。このため、冬ソナなど日本で大人気の韓国ドラマも(地上波では)大部分が視聴できない。
放送局
系列 記事
松島王立放送
独立公営放送
松島日報テレビ
独立視聴率は低い
松島放送
NTV
テレビ松島
TBS
テレビ新松島
CX
松島朝日放送
EX
テレビ西京
TX
西京メトロポリタン 
MX新興局
ケーブルテレビでは近隣州の放送やBBC・CNN・NHK(当然有料放送)なども放送されている。日本語放送以外の場合、理解できる視聴者は少ない。なお、歴史的経緯から松島王国のテレビ放送は、一般的なPALではなくNTSCとなっており、他州の番組は変換が必要となる。
日本の番組がそのまま見られるという利点はあるが、DVDは要注意。リージョンコードが日本は2、マラリアは4であり再生できない。ただし、プレーヤーもソフトも日本から直接輸入することで問題は回避できる。
松島王国はマラリア島上空の静止軌道に大型の通信衛星を保有しており、衛星放送にも使用している。
ラジオ
「松島王立放送」及び民放。
・スポーツ
サッカー
プロスポーツとしては、サッカーのMFLがある。一時期、日本のマネをして「Mリーグ」と改名する計画があったが、マレーシアに先を越されたために中止された。
16クラブ総当たりで全30節。リーグ戦は9月開幕で5月まで。これは、ヨーロッパに時期を合わせるとともに朝霧の雨期を避けるため。
なお、2006年W杯は、予選でオーストラリアに負けたため出場できない。
水泳など
熱帯と言うこともあり水泳・ボート・ヨットなども盛ん。オリンピックでメダルを量産できるほど強くはない。
陸上
陸上競技には暑すぎるマラリアだが、御柱山周辺は標高が高く高地トレーニングに適していることもあり、かなり盛んとなっている。
西京市から御柱山(標高5000m級)山頂まで往復200kmを走るという無茶な駅伝もあり、マラリアの大手企業は駅伝クラブを抱えていたりする。国防軍も毎年何チームか参加しているが、さすがに専門の陸上選手には勝てないのか、優勝したことはない。
いわゆるウィンタースポーツ
マラリアは熱帯であり、雪が降るのは御柱山やサウスリール山脈などごく限られた地域のみ。しかも、それらは標高が高すぎてスポーツには不適であり、スキーやスケートの競技人口は少ない。
スキーをしたい者は、わざわざ韓国へ旅行(従来、マラリア人は日本の観光ビザは取れなかった)してきた。しかし、近年極右政権の成立により韓国との関係が悪化、旅行者も減少した。一方、2005年より団体旅行に限り訪日観光ビザが発給されるようになったため、日本のスキー場はマラリア特需に期待している。特に、マラリアル航空は秋田・金沢・函館など日本の地方都市にも就航しているため、観光地側の期待は大きい。
その他
野球は日本と比べあまり盛んではなく、プロリーグは存在しない。ラグビー・アメフト・ハンドボールなども行われているが、プロリーグが成立するほどではなく、企業や大学がクラブを保有している。


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